お茶が出来るまで part1 〜二番茶編〜2016.05.14
ならし作業〜お茶が出来るまで〜
このならし作業とは一番茶摘採後に成長して出てきた遅れ芽を刈りならして二番茶の芽を揃えると言う役割とそのまま二番茶を刈ると古い葉も一緒に刈り取ってしまうため、二番茶の品質が落ちてしまうので品質向上の為に作業します。
作業の動画はinstagramで載せたので良かったら見てみて下さい。
画像をクリックすると動画が見れます
動画を見てもらうと一見簡単そうな作業ですが実はここで二番茶に大きな差が出ます。
ならし作業をするのは一番茶摘菜後20〜14日で行います。
ここに6日間の差があるのは茶畑の状態によって各場所で差がある為茶畑の芽を見ながらならしの時期を決めて行きます。
毎年の天候や気温でも違うので経験やデータの積み重ねが重要視されます!
もう一つ重要なのは摘採面の高さです。
一番茶の刈り面よりも上で刈るのですが新しく待機している新芽を傷つけないよう(傷つけた新芽は二番茶の芽が出てきません)に、且つ出来るだけギリギリの所を狙います。
ギリギリの所を狙うと二番茶の収量アップに繋がります。
この高さも茶畑の状態によってかなり左右されます。なぜなら土の柔らかさが違うからです。
土の柔らかさが違うとこの摘採機の場合刈り面が深くなったり浅くなったりするので初めに刈り面の状態を見ながら刈って行きます。
ならし前の写真 ならし後の写真
この二つの写真を見て分かるでしょうか?
左は一枚綺麗に残っている葉がたくさんあるのに対して右は少なくなっています。ならし前の写真はバリカンで綺麗に坊主頭にしてしばらくするとボサボサになってくるイメージと同じだと思って下さい。ならし後はまたバリカンで刈った感じですかね!
これで質の良い二番茶を収穫する準備がまずは出来ました。
これから気温も暑くなって来るので熱中症にならないように気を付けながら作業して行きます。
皆さんもくれぐれも熱中症には気を付けて下さいね!!