GREEN*TEA WORKSHOP

お茶が出来るまで part3 〜二番茶編〜2016.05.30

施肥〜お茶が出来るまで〜


お茶が出来るまで裾刈り後に肥料を与えて二番茶の新芽が出る手助けをします。

 

この肥料はイカスミでコーテングされていてゆっくり効く肥料と即効性のある肥料両方が入っていて二番茶の芽を出すための役割と来年の一番茶を出す為に重要な役割を果たすための三番茶を育てる役割の二つの役目を果たします。

 

お茶の味の決め手はやはり肥料だと思うので肥料にはこだわりを持って施肥設計しています。

 

一般に肥料の窒素の数値が多いほど葉がよく育ち柔らかい葉になると言われています。

リン酸は実を育てるための成分です。近年窒素とリン酸が効いているお茶は美味しいと言われてています。

加里(カリウム)とは根を育てる為の成分です。この時期は根を育てて夏場の強い日差しからお茶を守りたいので根を育てて水分を蓄えられる環境を作って行きます。

 

今回の肥料成分は窒素16.0、リン酸1.5、加里1.0です。

 

この肥料を撒き終わると後は二番茶の新芽が育つのを待つだけです。

 

二番茶の新芽って実は一番茶の新芽と出方が全く同じじゃないんです!

次回お茶ができるまでで説明したいと思います。

お茶が出来るまで part2 〜二番茶編〜2016.05.27

両裾刈り〜お茶が出来るまで〜


ならし作業前

 

ならし作業を全て終えた頃には摘採機の通る道もこんな感じでお茶が生えてきて道が塞がってしまいます。

 

摘採機は数センチずれただけで刈り面が変わってしまうのでこのままでは二番茶をうまく刈る事が出来ません。

 

なので裾を刈って摘採機の通り道を作ってあげます。

 

 

 

 

 

 

 

両方の裾を刈るとこんな感じになります。

 

摘採機のキャタピラが真ん中に来るように慎重に刈って行きます。

 

ちなみにこの落ちた葉は後々茶の肥料となるので無駄なものなんて無いんです。

 

 

 

 

 

 

 

裾刈り後分かりやすく全体の茶園風景も撮ってみました。

 

こんな感じで真っ直ぐ綺麗に道が出来ました。

 

これで摘採機が通る準備万端です。

あとは二番茶が出てくるタイミングで肥料を与えて芽が出る手助けをしてあげるだけです!


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